[2006.09.28]
伊豆田 伸吾 氏-取締役マーケティング本部長
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バイ・デザイン主要メンバーの一人である伊豆田氏。
入社当時のエピソードから現在バイ・デザインがとっている様々な戦略。そして、今後のバイ・デザインをどのようにしていきたいのかをお話ししていただきました。
--インタビュー内容—
―■ プロフィールを拝見すると多彩な職歴をお持ちですが、バイ・デザイン(株)(以下、バイ・デザイン)に入社したきっかけは何でしょうか?
飯塚(注:飯塚克美氏 バイ・デザイン(株)代表取締役)が、AV商品のマーケティングができる人間を探していた時、たまたま友人の紹介で入社することになりました。
―■ 失礼ですが、当時はまだ無名の会社であったと思われるベンチャー企業でチャレンジすることに不安はありませんでしたか?
AV機器が大好きなので、テレビメーカーで働ける楽しみの方が大きく、特に不安はありませんでした。
―■ 当時のバイ・デザインと現在のバイ・デザインはどのように変りましたか?
当時は、社員が5人で何でもやらなければなりませんでしたし、売上も無く数ヶ月は無給でした(笑)。今は、社員も増え、売上も増えました。
―■ バイ・デザインに入社後、いちばん苦労されたエピソードがあれば教えてください。
そうですね・・・立ち上げ当時、社員が5人しかいなかった中で私が運悪くウィルス性腸炎にかかってしまったことがありました。ですが、休むに休めなくて仕方なく出社しました(笑)。
あれは、苦労というよりホンキで苦しかった思い出です。
―■ 周囲に感染しなくてよかったと思います。しかし、そこまでして出社した伊豆田さんを支えていた強烈なモチベーションはどのあたりから来たものだったのでしょう?
飯塚さんが面白いのと、テレビ、AV機器が好きだったから、がんばれたのだと思います。
―■ バイ・デザインは広告宣伝費をカットして価格を下げていることで知られていますが、知名度の点で大手家電メーカーに比べ圧倒的に不利だと思われるバイ・デザインがどのようなマーケティング戦略を行っているか教えてください。
他の後発、無名ブランドが日本市場に参入する場合、販売台数が望める小型モデルから入るのが常道でしたが、弊社は当時大手しか販売していなかった40型液晶、50型プラズマなど大型モデルから参入、マスコミから注目を浴び無料のパブリシティに繋げました。
この手法は現在も有効で、「デジタルモデルで・・・」「DLP方式で・・・」等でマスコミに取り上げて貰いやすい、ニュースバリューのある製品発表を意識しています。
―■ なるほど、確かにおっしゃるとおりですね。では、伊豆田さんがマーケティングの立場から「新製品にこの機能があったほうがニュースバリューを上げられる」といった、製品開発へのフィードバックを行われることもあるのでしょうか?
ありますね。これからそのような製品が市場に出ますので、乞うご期待ください。
―■ 液晶テレビの価格は大手家電メーカーも含めどんどん低価格化が進んでいます。
バイ・デザイン社として、今後他社とどのように差別化を図っていくつもりでしょうか?
今までは、「安い」「美味い=デザインが巧い」「早い=値下げ、価格対応が早い」でしたが、今後は「安い」「美味い=デザインが巧い」「早い=値下げ、価格対応が早い」「綺麗=画質が良い」の四拍子で行きたいと思います。
―■ 「綺麗=画質が良い」を追加したことは、とても興味深いですね。バイデザインの液晶テレビは、他の家電メーカー製品と比べると画質に関するカタログデータは抑え気味の仕様だったと思いますが、これはどのレベルまで引き上げようとお考えですか?
具体的には、画像エンジン搭載モデルを充実させます。将来的には、どこのメーカーと比較しても、負けないくらいには、引き上げます。
―■ 海外でもバイ・デザインの商品を販売しているそうですが、日本で発売している商品との差はありますか?
日本向けも海外向けも製品コンセプトは基本的にかわりません。ただ、海外の場合、OEM(相手先ブランドによる製造)、PB(流通業者などの独自ブランド)などの比率が国内に比べて多くなっていますね。
―■ 欧米では、ブランドロゴだけが異なるOEM製品はさまざまなジャンルで比較的よくみかけますが、日本でも近年OEMやPBは徐々に増える傾向にあると思います。日本でも、御社のOEMやPBのビジネスは拡大して行くお考えでしょうか?
増えていくと思います。すでに、バイ・デザインブランドでなくても、実は弊社製のテレビというものが、出てきていますよ。
―■ バイ・デザインの社名を新聞やWEBで見聞きすることが多くなりました。地上デジタルチューナーを搭載した液晶テレビの発売時は価格と性能に驚いたお客様も多いかと思います。今後、“サプライズ”なニュースはあるのでしょうか?
いまは秘密です。しかし、世の中は「32が主流、37-40へ移行」という流れですが、私個人の考えでは、42型を誰でも買える価格?で提供させていただきたいと考えています。
―■ いきなり42型を低価格で提供というところが、十分サプライズを狙えると思いますよ(笑)。さきほどおっしゃられたように、ニュースバリューは非常に高いでしょうね。
―■ さて、バイ・デザインを今後どのようにしていきたいですか?
そうですね、これはあくまで個人目標なのですが、「世の中の家庭全てに40型以上のテレビを!」というのをスローガンにやっていきたいです。
―■ なんとなく、すべてがつながってきたような気がします。これからは、バイ・デザインの42型に注目ですね。ありがとうございました。
―◆伊豆田さん個人についての質問
―■ 休日はどのように過ごされていますか?
①土曜日 5:00-9:00 仕事
10:00-12:00 家の掃除
13:00-17:00 価格調査
22:00-25:00 映画鑑賞(勿論、バイ・デザインTVで。d:4242GJ)
日曜日 5:00-9:00 仕事
何もなければ映画鑑賞
20:00-22:00 仕事
―■ ずいぶん朝早い時間からお仕事をされていますが、バイ・デザインに入社してからですか?
そうですね。社長が夜中の1時―2時にメールするので、少しでも早く返さないと怒られるんです(笑)
―■ オススメの映画があれば教えてください。私も映画好きなので参考にさせてください。
私のお勧めベスト3は、
- ターミネーター2 ②ガタカ ③幸福の黄色いハンカチ
①②については宿命は無い=運命は自分で切り開くこのというダイレクトなメッセージが印象的でした。③は泣けます。
―■ 凝っているものはありますか?マイブームなど。
「銀河英雄伝説」、池波正太郎さんの本
「銀河英雄伝説」は小説ではなく、WOWOWで放送されている全160話の放送です。現在、日本および世界が陥りつつあるポピュリズム(衆愚政治)を彷彿させます。
―■ 特技はありますか?
拾ったAV機器、PCを直す。
―■ 拾った物を家に持ち帰ると奥様に怒られませんか?
勿論、怒ります。でも、捨て猫のように、見つけるとほっとけなくて(笑)ちなみに家内は猫も大嫌いです(笑)。
―■ 今後チャレンジしたいものはありますか?
本格的ホームシアター
―■ 転機
失恋
―■ 失恋が転機ですか。興味深いですね。突っ込んで質問していいですか?
ダメです。思い出すと今でも涙が出てとまりません(涙)
―■ ビジネスマンにオススメする○○○
京セラ創業者稲盛和夫さんの本と池波正太郎さんの本
稲盛さんの本は、一見あたりまえのようですが、実行するのに難しく大変なことが書いてあるからです。池波さんの本は、純粋に面白い!
―■ なるほど、個人的には稲盛さんの本が読みたいですね。高校・大学と理系だったのでメーカーに関係する本は大好きです(笑。
貴重なお話しありがとうございました。これでインタビューを終了いたします。
以上で伊豆田氏へのインタビューは終了です。
非常に個性的な方だというのが伝わったと思います。
今年も、サプライズな商品、ニュースを楽しみにしています。
次回は、「海外営業本部 商品企画部 プロダクトデザイン担当マネージャー 鈴木 剛氏」にインタビューした内容を掲載いたします。
お楽しみに!
2006年09月28日 byd:signコラム | トラックバック (0)







